進行中のプロジェクト

はじめに

はじめまして、映画工房春組・主宰、映画監督の春本雄二郎と申します。

この度は、貴重なお時間を春組にお使いいただき、誠にありがとうございます!

春組の『市民の皆さまと作り手が共に手を取り合って進む映画づくり』の新しいカタチや、

春組の映画づくりの理念にご賛同いただけましたら、

共に春組の一員として歩んでくださることを心から願っております!

あなたのお力をどうか新しい映画の未来にお貸しください!

現在進行中のプロジェクト

①2021年9月17日公開、春組映画第一弾

 「由宇子の天秤」

 公開へ向けた宣伝・配給のプロジェクト




②2024年撮影予定、春組映画第二弾

 「タイトル未定」

 シナリオ開発・ロケ地選定のプロジェクト

クラウドファンディングについて

映画工房春組のプロジェクトに対するクラウドファンディングは、

①毎月少しづつのお金をご支援いただく『継続型』

②1度にまとまったご支援をいただく『単発型』

の2種類をご用意しております。


『継続型』は、映画工房春組の会員になっていただくことで、

『月会費がそのままクラウドファンディング』となります。

(継続型は毎月500円からのご支援をいただけます)

※2021年9月現在、ご入会いただく場合は、特典については春組第二作「Siren Vanishes」が対象となります。

こちらの作品が完成し、公開が決定された時点で会員を継続されている方に特典が付きます。


『単発型』は、映画製作や宣伝、新たなプロジェクトなどで資金が必要となった際に、

その都度ページを立ち上げております。(特典や金額もその都度変わります)

※第1回のスポット型につきましては、2020年8月31日に、作品の完成を節目とし、募集を締め切らせていただきました!


それぞれに、普段見ることのできない映画の特別な特典をご用意しております!

ぜひ一度ページをのぞいてみてください!


スポット型のページはこちらから↓


春組がめざす映画づくりのかたち

◼︎お客様のご支援が、じかに作り手に届き、製作費となる

表題の『お客様のご支援が、じかに作り手に届き、製作費となる』。


これは、これだけ聞けば当たり前のことのように思いますが、

今、これが、日本映画界では、全然そうはなっていません。


どれだけ映画がヒットしても、作り手(監督やスタッフ、キャスト)には戻って来ません。

ではどこに戻っているのか。それは『出資した企業』に戻っているのです。


なので、監督が、「次回作を撮りたい」と思っても、簡単にはいきません。

また一から、出資してくれる企業に企画を売込まなければならないのです。


映画工房春組では、
市民の皆さまと作り手がじかにつながることによって、
企業に忖度なく、自由な表現を担保し、
世界レベルで評価されるクオリティの作品を作り続け、
そこで、スタッフやキャストが生活を営むことができる
サイクルを目指します!


私は、『作品を望む人々と、作り手が、じかにつながる道』こそが理想の姿だと思っています。

▪️じゃあ「いくらあれば」映画はできるの?

=映画を作る上で無視できない『製作費の現実』のお話=


初監督作、「かぞくへ」は、100万円以下という超低予算で製作されました

プロのスタッフやキャストは全員ボランティアで参加してくださり、

美術やロケ地も最大の工夫をして限りなく出費を抑えたからできました。


そして、春組映画第一弾「由宇子の天秤」は

春組の会員の皆さま会費スポット型クラウドファンディングにより、

約300万円もの支援金が集まり、春本の自己資金と、ご協力くださる方々の融資、助成金を合わせて

1500万円という製作費で作られました。


初監督作「かぞくへ」と比べて、約15倍もの製作資金です。

「大躍進じゃないか!」思われる皆さまも多いかと思います。


ここで、映画製作の現実のお話しをします。


実はこの1500万円、映画製作でいうと、まだまだ低予算なんです。


「由宇子の天秤」では、高崎のフィルムコミッションをはじめとした沢山の皆さまのお力をお借りして、

ロケ地費や宿泊費を限りなく小さく抑え込み、

スタッフやキャストにも満足ではない人件費を作品に対する気持ちでカバーしていただきました。


前作よりも、幾分かは人件費を支払えたり、作品にお金をかけられるようにはなったものの、

まだまだスケジュールに余裕がなく、1日にたくさんのシーンを詰め込まなくてはならない、

撮影の機材や美術、スタッフの人数を最小限に抑えなくてはならない、

スタッフのロケ以外での食費は自分で負担してもらう、

などなど厳しい状況をしいられています。


無理のない撮影をしようとした場合...

人件費や機材費、美術費、ロケ地費をまとめると、

どれだけ小規模の作品でも3000万円はかかってしまいます。



そこで、みなさまにお願い申し上げます。

この映画づくりに賛同してもいいと思ってくださったみなさま、

すでに「かぞくへ」や「由宇子の天秤」をご覧いただき、

次回作をご期待くださっているみなさま、

どうか、「映画工房春組」の一員になっていただけないでしょうか?



ご参加くださるみなさまへのリターン(特典)

「映画工房 春組」にご参加くださったみなさまには、


①現在製作準備中の次回作の情報や、春組で企画するさまざまなキャンペーンの情報

春本の日々の気づきやアイデアの投稿を、お届けいたします。


②つぎに、工房内の投稿で、キャンペーンなどの作戦会議にご参加いただくことができます。


③また、最新作が完成する際には、試写会にご招待、また、劇場鑑賞券をもれなくお配りいたします。


④さらに会員のコースによっては、オフ会や上映会、撮影現場、オーディションやワークショップに

ご参加いただけたり、もれなく最新作のパンフレットとDVDをお配りいたします。


地方にいらっしゃる方でも、ご満足いただけるようなコース内容となるよう工夫いたしました。

想定されるリスクとチャレンジ

想定されるリスクは、最新作の完成や公開時期が、後ろにズレる可能性があることです。

(必ず映画は完成させます)


これは、『作品の製作費を基金から全額出資する』ため、

会員数の状況で、必要な製作費に基金が達するまで時間がかかってしまう可能性があるからです。


その対策として、春組では最新作に必要な製作費を掲げ、現状の基金の状況を節目節目で明確にし、

製作開始時期をその都度更新していくことで、会員のみなさまに透明性と信頼を保持できるよう努めてまいります


(2018.09.04更新)

追記事項

最新作の完成が遅れることは、ご支援いただいているみなさまにも、また春本組の表現の継続のためにも、

一番避けたいことです。

もし、基金の積立が遅れている状況で、製作開始時期が見通せない場合に、製作資金を出資してくれる団体が

出てきた場合春本組の最大の理念である、地方に映画を届けるということを尊重してもらえるのであれば

単独出資という形にこだわらず、製作を最優先で考えてまいりたいと思います。

どうぞご理解とご了承のほど、宜しくお願い申し上げます。


春組が大切にしていること

僕が映画を作る上で、一番重要視しているのは、

観ている人が、ちゃんと感情移入できるかどうか、です。


もちろん、メッセージを伝えることも、同じくらい大切、と考えています。

しかし、メッセージが伝わるのは、観客がちゃんと映画に入り込めているのが前提です。


インディペンデント映画に見られがちな、自分のメッセージにとらわれ過ぎて、

お客さんを置いてけぼりにするような映画は無意味だと考えています。


お金をいただいて映画を作る以上、

心を動かし、そして、メッセージも受け取っていただく


これが、春組の映画づくりにおける信念です。

春本雄二郎 Profile

1978年生まれ。神戸市出身。日大芸術学部映画学科卒業。初監督長編映画『かぞくへ』は、第29回東京国際映画祭に公式出品され、第23回フランス・ヴズール国際アジア映画祭では、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)など3冠受賞。ドイツ、オランダ、韓国の映画祭でも上映され、2018年に全国12館で劇場公開される。2019年、第33回高崎映画祭にて新進監督グランプリを受賞。

2018年に、独立映画製作団体『映画工房春組』を立ち上げ、「映画監督と市民が直につながった映画製作」を掲げ、活動をスタート。

2020年、自身が脚本・監督・プロデュースする第2回長編映画『由宇子の天秤』を映画工房春組の第一弾製作として、完成。

同作は、世界三大映画祭の1つ、第71回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門にノミネートされる。

また、第25回釜山国際映画祭、新人監督コンペティション部門では最高賞ニューカレンツアワードを受賞。中国の巨匠ジャ・ジャンクー設立の平遥国際映画祭では日本人として初となる審査員賞と観客賞の2冠達成。第21回東京フィルメックス、コンペティション部門にも選出され、学生審査員賞を受賞する。

現在も同作を海外映画祭にエントリーしながら、第3作目の製作準備を始めており、自身が開催するワークショップで出演する俳優を幅広く求めている。

(昨年のワークショップからは12名のキャストが選出され「由宇子の天秤」に配役されている)

最後に

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。

「映画工房 春組」を通して、作品を応援してくださる方や、私たちの挑戦に賛同してくださる方が

いらっしゃれば、大変嬉しく思います。

春本のオリジナリティが詰まった作品が、できるだけ多くの方に届くようにと願いながら、

本工房のプロジェクトを進めていきます。ご支援のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。


春本雄二郎